イタヤカエデ

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イタヤカエデ:Acer pictum Thunb.

別名(和名): イタヤ,エゾイタヤ,トキワカエデ,ツタモミジ
英名: Painted maple, Five-lobed, Veitch fir
ローマ字名: Itayakaede
和名(漢字): 板屋楓,板谷楓
中国名: 色木枫
生薬名: 地錦戚
花期: 4〜5月
使用部位: 全樹(材),樹皮
植物解説:  落葉高木。高さ15〜20m。幹の直径は約1mに達し、カエデ類の中でも大木になる。樹皮は喑灰色で平滑だが、老木では浅裂する。葉は対生し、長さ7〜15cmの扁円形で掌状に5〜7裂する。 秋には黄葉する。枝先に直径5〜6mm、淡黄色の花を10〜50個つける。果実は長さ2〜3cm、翼が鋭角に開く。9〜10月ごろ に黄褐色に熟す。
産地と分布:  日本固有種。北海道から九州に分布する。山中に生え、渓流沿いなど湿った場所に多い。朝鮮半島、中国、アムール、樺太にも分布する。
用途・効果:  庭木、公園樹、街路樹として植栽される。材は床板、装飾材、 運動具(スキー板、ラケット枠、ボウリングのピンなど)、楽器(バ イオリンの裏板、ピアノのアクション部品)などに用いる。カエデ類には糖分を含む樹液があり、よく知られているのは北アメリカ産のサトウカエデである。アミノ酸やミネラルなど栄養価が高い成分を含み、日本ではイタヤカエデの樹液糖分が高い。数日おくと発酵腐敗するため、直ちに煮詰めて、シロップをつくる。樹皮を春と秋に剥ぎ取り、乾燥して、リウマチ痛、骨折、打撲傷に用いる。